シャープ (Sharp)
シャープは25年以上前からマレーシアで事業を営んでおり、今も拡大を続けています。現在は6社で8,500人超の従業員を雇用しています。各社はそれぞれ輸出市場および国内市場向け製品の製造を専門としています。
Sharp Electronics (M) Sdn. Bhd.(SEM)がマレーシアで事業を始めたのは6年前であり、マレーシアにあるシャープの企業としては最も若い企業です。SEMは、グローバル調達センター兼サービスおよび部品販売会社としての役割を果たすかたわら、R&Dセンターとして、当社の職員が新製品の研究、設計、開発および検査を実施することを可能にしてきました。
マレーシアの人員は魅力的であり、R&D活動をマレーシアに統合できたのはそのためです。シャープのマレーシア人エンジニア650人のうち、250人がSEMで働いています。当社の現地エンジニアは非常に独創的で、製品の設計と開発に積極的に関わっています。
マレーシアはシャープにとって世界最大の国外輸出・生産拠点です。我々はマレーシアを、多くの理由で理想的な投資先だと考えています。
第一に、マレーシアに投資する企業への、政府による手厚い支援が挙げられます。問題は迅速に解決され、すぐに支援を得ることができます。SEMが経営統括本部としての地位を申請した際も、滞りなく手続きを行うことができました。我々が1999年12月にISO 14001認証を取得できたのも、現地政府による支援のおかげです。
我々にとってのもう1つのメリットは、マレーシアは電気・エレクトロニクス産業の多くの企業の生産拠点になっているという点です。ここでは、完成財、部品および原料を製造する多くのメーカーが共存しており、この競争が激しい環境のために、マレーシアは高品質の製品を競争力のある価格で提供することが可能となっています。