外国人駐在員の雇用
マレーシア政府は、最終的にはマレーシア国民が訓練を受けてあらゆるレベルの職種で雇用されることを望んでいます。このため、企業がより多くのマレーシア人を訓練して、組織内のあらゆるレベルにおける雇用パターンが、マレーシアの複合民族的構成を反映することを奨励しています。
しかしながら、熟練したマレーシア人が不足している分野においては、企業は「キー・ポスト」や「タイム・ポスト」といった外国人駐在員を配属することが認められています。キー・ポストとは、恒久的に外国人を配属するポストで、タイム・ポストとは、定められた期間中に配属する役職です。
外国人駐在員ポストの種類
外国人駐在員とは、以下の職責を実行する資格がある外国人のことです。
i. キー・ポスト
マレーシアで営業する外国資本の非公開会社における上級管理職ポストです。キー・ポストは、企業にとって利益や投資を保護するために必須なポストです。外国人駐在員は、目標や目的達成のための企業方針の決定に対して責任を負います。
ii. タイム・ポスト
a) エグゼクティブ・ポスト
中間管理職や中級専門職のポストです。このポストは、該当する職務に関連した専門的資格、実務
経験、技能、専門知識を必要とします。外国人駐在員は、会社の方針の実行や従業員の指揮に対する責任を負います。
b) ノンエグゼクティブ・ポスト
特定の専門技術または実践的技能と経験を必要とする技術系の職務を果たすためのポストです。
外国人駐在員雇用のためのガイドライン
外国人駐在員の雇用には2つの段階があります。
- 事業の性質によって定まる関連公認機関による駐在員ポストの申請。
- 認定機関により駐在員ポストの認可を受けた後、企業は雇用パスの証明書を入国管理局に申請しなければなりません。