Daiichi Seiko (M) Sdn. Bhd.
Daiichi Seiko (M) Sdn.Bhd.は日本の第一精工グループの子会社であり、精密機器の製造を専門としています。当社のコア・コンピテンシーは創業時から受け継がれた金型ツーリング技術に基づいており、当社の製品とサービスに新しい価値をもたらし続けています。当社は、開発や製造が難しいと思われていた製品を難易度の高い新手法で製造し、最先端技術によって付加価値を高めることにより、努力を続けています。
Daiichi Seiko (M) Sdn.Bhd.は2017年に、日本の第一精工グループの生産力を更に拡大するため、ジョホール州ヌサジャヤで設立されました。マレーシアだけでなく、全世界の顧客にサービスを提供することが主な目的です。当社は付加価値のある製品やサービスを提供し、次世代技術開発への投資を続け、世界に認められた技術を提案することにより、顧客に存在感を示したいと考えています。
第一精工グループは、グループ全体で協力することにより、未来のイノベーションを実現するための創造力を維持しています。当社はこの競争上の強みを磨くことで、成果を上げ、ステークホルダーやコミュニティ全体に貢献していく方針です。
マレーシアはASEAN地域内の戦略的な位置にあり、西洋と極東をつなぐアジアの主要海路が交わる所でもあります。ヌサジャヤ工場の設立により、シンガポールとの近さという強みを得たことで、より多くの事業機会が開けると予想しています。外国企業はマレーシアの有利な事業環境に魅了され、この国で事業拡大のための投資を行っています。
加えて、マレーシアの労働人口は、教育を受け、近代的な事業環境で必要とされる多くのスキルを備えています。もう1つの利点として、マレーシアの人件費は地域内の他の国々を下回っています。最も重要なのは、マレーシアの労働人口が安定しており、労働争議や暴動が比較的少ないことから、比較的低リスクで事業を行える点です。政治的に安定しており、平穏な暮らしができるマレーシアは、地震や津波、台風といった主な自然災害がない国でもあります。事業コストの低さの他にも、国の安定性や平和は、企業がリスクを評価する上で非常に重要な項目です。
とは言え、当社のマレーシア投資開発庁(MIDA)との関わりは常に非常に心地よいものでした。MIDAは情報を提供し、政府関係者との業務を支援することで、事業立ち上げの初期段階で我々を支援してくれました。MIDA職員は有能であり、事業の立ち上げや拡大、およびインセンティブに関する様々な分野について、幅広い知識を有しています。