事業に適した環境
マレーシアでは貴社の事業開始と規模拡大は容易です。マレーシアの確固とした金融・銀行セクター、事業を促進する政策、事業に即応できるインフラストラクチャー、政府施設による支援により、企業は営業開始が容易になります。世界銀行の事業環境レポート 2020年版で、マレーシアは190か国中の上位12 か国に入りました。
マレーシアは世界貿易にとって中心的地位を占めるのに好適な地理的位置を占めています。我が国の運輸インフラは世界トップクラスです。沿岸諸港はアジアではシンガポールと中国に、また欧米に対しても、直接海上アクセスができます。我が国はまた、持続的なサプライチェーンと事業運営を常に促進する選りすぐりの貿易回廊と産業地帯を提供します。
我が国の政策は引き続き事業の促進を主眼とし、細心で実際的なもので、事業の長期的な成功のための安全、確実で大規模に実現可能な環境を作り出すことを目的としたものです。それには例えば、製造業および一部のサービス業における100%の株式保有、競争的投資に対する優遇措置、国際基準に準拠した知的財産権保護などが含まれます。
経済改革および規制改革を通じて投資を勧誘し、生産性とイノベーションを推進する我が国の努力は、さまざまな国際機関から世界的評価を得ています。
マレーシアは自国のインフラを継続的に開発、アップグレードすることにコミットしています。この結果、500を上回る専門工業団地、工業特区、自由工業地帯が生まれ、通信技術が拡大し、幹線道路ネットワークが発達し、効率的な海港、著名な国際空港ができました。
500+
マレーシアには500超の工業団地
18
マレーシアには18の自由工業地帯(FIZS)
マレーシアのインフラの構成部分は世界クラスで、完璧な組み合わせとなっており、国民や物品を迅速かつ手頃な費用で移動させられます。光ファイバー技術、国際空港と海港、手入れの行き届いた幹線道路により、マレーシアはアジア太平洋市場への理想的なアクセス・ポイントとなっています。
工業団地は、工業需要を満たすため、州政府や民間開発業者が開発を続けています。マレーシアの経済回廊は、戦略的パートナーを誘致し、それぞれの関連地域に投資を促すMIDAの努力を補完するものです。
自由工業地帯(FIZ)に立地する企業は、製造過程で直接必要な原材料、コンポーネント、部品、機械設備の輸入に対する関税を免除されます。FIZがない地域では、企業は保税工場(LMW)の設置を申請することができます。
特別工業団地は、特定産業のニーズに応じて開発されます。クアラルンプールのブキット・ジャリルにあるテクノロジーパーク・マレーシアや北部のケダ州にあるクリム・ハイテクパークなどがその例です。クリム・ハイテクパークは、技術集約型産業と研究開発活動にも対応しています。
マレーシアの自由な出資比率政策は、外国企業が優位を保ちつつ同国での事業を開始するのを容易にします。2003年6月以降、製造業および一部のサービス業では、新規プロジェクトおよび拡張・多角化プロジェクトに対するすべての投資の持ち分の100%を、外国人投資家が保有できるようになりました。自由化の対象となったサービス業の部門は、ヘルスおよびソーシャル・サービスの特定部門、観光サービス、運輸サービス、事業サービス、コンピューターおよび関連サービスです。
マレーシアの知財法は国際標準に準拠しています
マレーシアは60を上回る国々との投資保証協定(IGA)に調印。
単なるアイデアやコンセプトに留まらないセーフガード機能を発揮する我が国の確実な知的財産(IP)保護策があることを理由に、世界で最も革新的な企業がマレーシアを選んでいます。マレーシアは、このような企業のコア・サービスおよび長期的な生存可能性にとって不可欠な純正の事業資産を保護します。マレーシアの堅実な知的財産(IP)法が、貴社のすべてのイノベーションを安全に保ちます。
クラウドや数十億台のスマート・デバイスに動力を供給することにより、例えばインテルは同社のマレーシア・グローバル・サービス・センターで顧客やステークホルダーのために価値を創造しています。同センターは、コンピューティング・デバイスのための開発や、ファイナンス、人的資源、調達、製造、物流、倉庫保管、販売マーケティング・サービスなどのサービス活動に利用されています。
インテルは50 年近くの間に140億リンギットを上回る投資を実施し、高い技能を持つ9,000 人のマレーシア国民を雇用してきました。インテルは1972年、ペナンに同社初の海外組み立て工場を開設しました。今日、インテルの世界ネットワークにおいて最大の組み立ておよび試験サイトはペナンにあります。
デザイン
特許権
発明
オーサーシップ
法律
著作権
保護
ブランド
米国商工会議所グローバル・イノベーション政策センター(GIPC)は2019年の第7回年次国際知的所有権(IP)インデックスで、マレーシアの順位を東南アジアで2位としています。
マレーシアでは事業支援環境が整っているため、海外製造事業を計画する企業にとって、有数の投資先になっています。 これまでに50か国を上回る国の 5,000 社超の企業が、我が国で事業を運営してきました。多くの企業は我が国での事業運営の拡大・多様化を続けています。これは事業を行うのに好ましい条件を有するマレーシアへの変わらぬ信頼を示すものです。
マレーシアは世界的な事業組織、域内物流センター、世界本社を設立するのに理想的な場所になりつつあります。複数の重要企業が、アジア太平洋地域での事業運営をサポートするビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)の大きな利益を享受しており、その際にマレーシアの健全な銀行・金融サービスと総合的な事業エコシステムを利用しています。
リージョナル/グローバルオペレーション/プリンシパルハブ
調達ハブ
調達ハブ
マレーシアは、生産性向上、イノベーションの推進、所得と雇用機会の増大に注力しています。この計画の基礎となる柱は6分野の戦略的推進力です。
公平な社会の実現に向け包括性を高める
万人のための福祉改善
先進国を目指して人的資本の開発を加速
持続可能性と回復力を保つためグリーン成長を追求
経済の拡大を支援するためインフラを
強化
さらなる繁栄のため経済成長をリエンジニアリングする
マレーシアでは、複数の触媒となる産業分野におけるターゲットを絞ったグローバルな投資を誘引しつづけています。これらの分野では、電気・電子、機械・機器、航空宇宙、医療用デバイス、再生エネルギー、消費者向け技術など、価値も技術も影響力も高い投資を呼び込むことになります。
今後も政府は、第12次マレーシア・プランなどの将来的な進路を示すさらなる長期的投資計画を発表していきます。